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横浜美術館
横浜美術館
〒220-0012 横浜市西区みなとみらい3-4-1
TEL :045-221-0300


Masterpieces of French Paintings from The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow
プーシキン美術館展 フランス絵画300年
―17世紀プッサンから、モネ、ルノワール、ゴッホ、20世紀のピカソやマティスまで。
フランス絵画の名品66点、ついに横浜へ。―
 今から約100年前にモスクワに誕生したプーシキン美術館(正式名称:国立A.S.プーシキン記念美術館)は、世界屈指のフランス絵画のコレクションで知られています。 その優れた作品の数々をロシアにもたらしたのは、ロマノフ王朝の歴代の皇帝や貴族、のちに台頭した大商人や文化人たちによる、数百年にわたる蒐集活動でした。 ヨーロッパの先進国としてのフランスへの憧れと、自国の文化を豊かにしようという人びとの情熱に支えられたコレクションにより、ロシアはまさにフランス美術の宝庫となりました。
 「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」は、このプーシキン美術館のコレクションを通して、フラン美術300年の歴史をたどるものです。…日本側主催者
本展でご紹介する66点の絵画作品は、それら「ロシアがあこがれたフランス美術」の粋を体現するものです。

会期: 2013 7/6(土)〜9/16(月・祝)
開館時間:10:00〜18:00 (金曜日は20:00まで開館、入館は閉館の30分前まで)
休館日:毎週木曜日 (8月15日は開館)
会場:横浜美術館 巡回展で開催。
巡回展:2013 9/28〜12/8 神戸市立博物館 巡回展は終了しました。


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「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」開会式
「プーシキン美術館展 フランス絵画300年」
2013 7/5 報道内覧会・記者会見、開会式

 日本初公開を多数ふくむ名品を厳選。なかでも、「印象派最高の肖像画」とも評される
ルノワール 《ジャンヌ・サマリーの肖像》 は、本展の最大の見どころにあげられます。 

【展覧会の構成】
展覧会は、下記の4章で構成されています。
17世紀に古典主義確立したプッサンからスタートし、18世紀のロココを体現するプーシェ、フランス革命後に活躍したアングル、ドラクロワへと続きます。さらに19世紀後半に近代絵画の礎を築いた印象派・ポスト印象派のモネ、ルノワール、セザンヌ、ファン・ゴッホ、ゴーギャンを経て、20世紀美術最大の巨匠に数えられるマチィス、ピカソまで、総点数66点で構成されます。
第1章 17〜18世紀 | 古典主義、ロココ
第1章 17-18世紀 ― 古典主義、ロココ
17-18世紀のフランスは、君主や貴族、高級官僚(アンリ4世、ルイ13世、そしてルイ14世、その宰相、大法官など)が美術品を蒐集し、芸術家を庇護した。 この時代、美の規範は、イタリア・ルネサンスで達成された人文主義的絵画観に求められた。 それは、古典古代―ギリシア・ローマの美術を探求し、そこに人体的表現の理想の型を見つけることでもあった。 18世紀後半には、ロココの華やかな優雅さは急速に衰退した。

シモン・ヴーエ (1590-1649)
《恋人たち》 1618年 油彩、カンヴァス 82 x 100cm
© The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

第2章 19世紀前半 | 新古典主義、ロマン主義、自然主義
第2章 19世紀前半 ― 新古典主義、ロマン主義、自然主義
ダヴィットは師、ジョゼフ=マリー・ヴィアンのギリシア趣味の力強い表現様式を受け継ぎ、新古典主義の代表者として大革命後の美術界に君臨することとなる。19世紀前半、当時台頭して来たドラクロワらのロマン主絵画に対抗し、アングルはダヴィッドから新古典主義を引き継ぎ、古典主義的絵画の牙城となった。 ナポレオンのエジプト遠征を皮切りに、「オリエント」は、新古典主義、ロマン主義、自然主義のすべてが、その特質を存分に発揮できる舞台でもあった。

ウジェーヌ・ドラクロワ (1798-1863)
《難破して》 1840-47年頃 油彩、カンヴァス 36 x 45.7cm
© The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

第3章 19世紀後半 | 印象主義、ポスト印象主義
第3章 19世紀後半 ― 印象主義、ポスト印象主義
17世紀以降長きにわたり、フランスの画壇は、国家が組織するアカデミーとサロンのシステムを堅持してきた。 しかし19世紀半ばに至り、クールベやマネによる画壇への反発、1874年のモネやルノワールら画家自らが企てた展覧会(「第1回印象派展」)の開催へと、「印象派」の誕生である。 印象派そのものの活動は短く、セザンヌ、ゴーギャン、ゴッホらの強い個性の画風の彼らは、のちに「ポスト印象派」と総称され、20世紀のピカソやマチィスの基盤を用意した。

ピエール=オーギュスト・ルノワール (1841-1919)
《セーヌの水浴(ラ・グルヌイエール)》 1869年 油彩、カンヴァス 59 x 80cm
© The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow

第4章 20世紀 | フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリ
第4章 20世紀 ― フォーヴィスム、キュビスム、エコール・ド・パリ
20世紀は色彩の革新である「フォーヴィスム」からはじまる。 1908年頃からピカソとブラックを中心に展開した「キュビスム」は、形態の革新をもたらした。 やがて芸術拠点はモンマルトルからモンパルナスへ移動する。 フランスの美術革新に触発された若い芸術家たちは、世界中からパリに集まり、「エコール・ド・パリ」と呼ばれ、モンパルナスのカフェ、集合アトリエ「ラ・リュッシュ(蜂の巣)」などを中心にコミュニティーを形成した。

アンリ・ルソー (1844-1910)
《詩人に霊感を与えるミューズ》 1909年 油彩カンヴァス 131 x 97cm
© The State Pushkin Museum of Fine Arts, Moscow


プーシキン美術館
プーシキン美術館
(正式名称:国立A.S.プーシキン美術館)
国立A.S.プーシキン記念美術館 館長 イリーナ・アレクサンドロヴィナ・アントーノワ氏
 プーシキン美術館のコレクションの最大の補充源の一つになったのが、レニングラード(現サンクトペテルブルク)の国立エルミタージュ美術館です。 数百点もの第一級の名画が、エルミタージュ美術館からモスクワに移管されました。 そして1948年政治的理由で国立西洋近代美術館が廃館となった際、モスクワのもっとも優れた個人コレクションとされたセルゲイ・シチューキンとイワン・モロゾフの所蔵品の大部分が、プーシキン美術館に収められることになったのです。
 プーシキン美術館のコレクションは、フランス、オランダやフランドルを中心とする見事な絵画作品だけで構成されているわけではありません。 版画や素描のコレクション、エジプト、ギリシア・ローマなどの古代美術や古銭コレクションなども所蔵し、その研究と展示を行っています。
美術館とコレクターたちの歴史
プーシキン美術館 略年譜
1894 モスクワ大学教授イワン・ツヴェターエフが美術館の設立寄付を呼びかける。
1898 着工式。 モスクワの建築家ローマン・クレインが建築監督。
1912 「モスクワ大学付属アレクサンドル3世美術館」として開館。
1937 詩人プーシキンの没後100年を記念して現在の名称「国立A.S.プーシキン記念美術館」となる。
1974 旧モロゾフ・シチューキン・コレクションの全面展示が実現。
1985 「個人寄贈コレクション部」を開設。
1997 プーシキン美術館コレクションの一部をもとにした「国立ロシア人文大学付属イワン・ツヴェターエフ教育美術館」が開館。
2006 19-20世紀美術を展示する新館を開設。 「青少年芸術教育センター」を開設。
2011- イギリスの建築家ノーマン・フォスターによる拡張計画が着手される。
2012 5月31日、創立100周年目の日に、記念式典とコンサートがポリショイ劇場で催される。
ニコライ・ユスーポフ(1750-1831)
セルゲイ・シチューキン(1854-1936)
イワン・モロゾフ(1871-1921)
・サンクトペテルブルクの大貴族。 5カ国語を操る外交官としても活躍しました。 若い頃からしばしば西欧を訪れ、熱心なコレクターへと成長。 父から相続した莫大な遺産を背景に、政務のかたわらで蒐集活動を展開し、質の高いコレクションを築き上げました。 とりわけロココ、そして同時代の新古典主義絵画をはじめとするフランス美術に造詣が深く、エカテリーナ2世ら歴代皇帝から絵画購入を任さるほどでした。 死後も、一族によるコレクションの拡充が続けられ、作品は長らくサンクトペテルブルクのユスーポフ宮殿に飾られていました。
・繊維貿易で巨万の富を築いた企業家の三男。自身も経営の才覚をいかんなく発揮し、モスクワ実業界の中心人物となります。 エネルギッシュで情熱的な性格は絵画収集の姿勢にも反映され、自分の直感を頼りに即断即決で傑作を買い集めました。特に、ピカソやマチィスなど、フランス国内でも評価の定まらない前衛画家の可能性をいち早く見抜き、最大のパトロンとして彼らを支えました。 マチィスには、自邸を飾る大作《ダンス》と《音楽》を注文し、のちにロシアに招いてもいます。 1917年のロシア革命でパリに亡命、コレクションは国家に接収されました。
・繊維工業で財を成した大資産家に生まれ、ロシア最大の企業にまで発展させました。 兄ミハイルからの影響で絵画のコレクションをはじめ、兄の早世後はその遺志を継ぐかのように蒐集活動を本格化。 印象派以降の近代美術の体系的なコレクションを形成。穏やかで装飾的な作品を愛しました。 専門家の意見を聞きながら慎重に作品を選び、納得できる作品が見つかるまで自邸の壁にスペースを残したまま待つ、という慎重ぶりでした。 1917年のロシア革命ののち、コレクションは国家に接収され、自邸は第二西洋近代美術館となりました。
美術館が守り伝えているのは、ものとしての作品だけではない。作品を愛し集めた人々の想い、作品が現代まで生き延びてきた時間、作品がほかでもなく 「この美術館」 に残された歴史。そういったものすべてを、美術館という場は収蔵している。

お問合せ:03-5777-8600 (ハローダイヤル)
展覧会サイト:http://pushkin2013.com
美術館サイト:http://www.yaf.or.jp/yma/
主催:
横浜美術館、朝日新聞社、テレビ朝日、BS朝日、プーシキン美術館、ロシア連邦文化省
後援:外務省、ロシア連邦大使館、ロシア連邦交通庁(Ressotrudnichestvo)、横浜市、神奈川新聞社
協賛:三井物産、TOYOTA、日本製紙、DNP大日本印刷
協力:日本航空、アクティオ、みなとみらい線、横浜ケーブルビジョン、FMヨコハマ、首都高速道路株式会社

参考資料:Press Release、「PUSHKIN」カタログ他。
※写真撮影の掲載等、主催者の許可を得て行っております。
ご意見ご感想は yashio@mui.biglobe.ne.jp

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