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 改組 新 第1回 日展

日本画・洋画・彫刻・工芸美術・書
「授賞作品」
公益社団法人 日展
(平成27年4/25~5/17 富山展
富山県民会館美術館)
 巡回展は終了しました。

改組 新 第1回日展  ('2014 10/31~12/7) 国立新美術館東京・開催。
 第四科 審査するにあたり 文展・帝展そして日展と百年を越える伝統ある日展も、その時代とともに変化し現在に至っています。 特に昨年度日展の開催以降、大きく日展を取り巻く諸問題への改革方策の検討がなされてまいりました。 そして今、改組 新 日展として新たな船出となりました。 しかし、この船出はそうそうなま易しいものではないことを自覚しなければなりません。 よって、この改組 新 日展が真に改革された第一歩となり、大きく世に芸術の素晴らしさを感じていただけるよう審査にあたらなけらばならないと存じています。 審査のさらなる公明性透明性を維持する為に外部審査員として三名の先生方に参加を仰ぎ、審査全般に関与していただき幅広い見識のもと、一作品一作品に深く丁寧に審査する所存であります。
 新しき日展の為にそして新しい一ページを作る為に、この改組した日展を良き試練ととらえ誠心誠意責任を持って審査に取り組むとともに、審査員全員が各々の審美眼を遺憾なく発揮し改組 新 日展に相応しい厳正な審査を行うことが、明日への歴史に残ることとなります。… 
(第四科工芸美術 審査主任 宮田亮平) ―日展ニュース No.154 より抜粋文章― 

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土屋 禮一《美雪晴・梟》
藤森 兼明《アドレーション カクリ トリプテッチ》
能島 征二《フローラ》
奥田 小由女《美の守護神〔人形〕》
日比野 光鳳《春》
土屋 禮一
公益社団法人 日展
副理事長
日本芸術院会員
1th 《美雪晴・梟》 日本画
藤森 兼明
公益社団法人 日展
副理事長・審
・光風会常務理事
日本芸術院会員
1th 《アドレーション
カクリ トリプテッチ》
洋画
能島 征二
公益社団法人 日展
副理事長
日本芸術院会員
1th 《フローラ》 彫刻
奥田 小由女
公益社団法人 日展
理事長・審長
日本芸術院会員
文化功労者
1th 《美の守護神〔人形〕》
工芸美術
日比野 光鳳
公益社団法人 日展
顧問
日本芸術院会員
1th 《春》

改組 新 第1回日展(平成26年度)会員賞受賞者

第1科日本画、第2科洋画、第3科彫刻、第4科工芸美術、第5科書、各科から会員賞1名・1作品をご紹介します。
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第1科 日本画・会員賞受賞者(1名)
河村 源三《風の音》

会員賞 日本画 《風の音》 河村 源三(会・審)

 風の音に葉の重なりあう音も含まれ、作家の内なる秘めたやさしさと、落着いた空気までも感じよく出ていた。 構図構成も良く、この作品をより魅力的に見せているところは美しい色合いであると思う。 前向きな制作態度による優作である。(日展:授賞理由)

  

第2科 洋画・会員賞受賞者(1名)
大谷 喜男《路》

会員賞 洋画 《路》 大谷 喜男(会・審)

 一貫して人生をピエロに託した作風で、色面の組み立てで画面を構成した所が現代的で新鮮さを評価された。 近年になく秀作である。(日展:授賞理由)

  

第3科 彫刻・会員賞受賞者(1名)
江里 敏明《夢 幻》

会員賞 彫刻 《夢 幻》 江里 敏明(会・審)

 複雑なポーズである。 それをリアルに確かなモデリングで見事にまとめている秀作である。 日展彫刻の在りかたに正面から取り組んだ作品といえよう。(日展:授賞理由)

  

第4科 工芸美術・会員賞受賞者(1名)
三田村 有純《炎立つ》

会員賞 工芸美術 《炎立つ》 三田村 有純(会)

 木胎造形・本堅地塗・金研ぎ出し蒔絵・呂色仕上げと漆芸のしっかりとした伝統技法のもと、新しい感性の造形力で現代を感じさせる。 作者の言葉を添えるならば 「ゆらゆらと たちのぼりゆき ほむらたつ ことのゆくすえ くろきひかりに」 と記してあり、しみじみと作者の制作意識を深く感じさせる秀作である。(日展:授賞理由)

  

第5科 書・会員賞受賞者(1名)
吉澤 鐡之《災後三年五浦有感》

会員賞 書 《災後三年五浦有感》 吉澤 鐡之(会)

 中国宋代の四大家の書法を手中にした書であるが、何よりも格調の高さが見所である。 自詠の書を練達した筆致で描き上げており、詩書一体の精神性に富む書格を備えている。(日展:授賞理由)

  


改組 新 第1回日展(平成26年度)特選受賞者

第1科日本画、第2科洋画、第3科彫刻、第4科工芸美術、第5科書、各科から特選作品2名・2作品をご紹介します。
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第1科 日本画・特選受賞者(9名)
生島 潔、桑野むつ子、佐藤 淳、佐藤和歌子、棚町宣弘、谷川将樹、谷野剛史、西出茂弘、藤本理恵子

佐藤 和歌子《フェンリルの鎖》

特 選 日本画 《フェンリルの鎖》 佐藤 和歌子

 狼、羊、鹿、豹、魚等々多くの動物や植物の断片が人物を囲むように配置されている姿は、楽しいばかりではない人と自然界の関わりを表現しているのであろう。 その力強い画面から伝わる叙情を高く評価しました。(日展:授賞理由)

  

棚町 宣弘《狭間・冬陽差す》
特 選 日本画 《狭間・冬陽差す》 棚町 宣弘

 幾重にも平行して走る線路。 電線は無数に張り巡らされているのに、電車は一台も走っていない。 空気全体が、淡く、頼りない冬の陽ざしをまとっている。 細密な描写が、都市の儚さや切なさを際立たせている。(日展:授賞理由)


第2科 洋画・特選受賞者(10名)
伊藤寿雄、河本昭政、児島新太郎、佐渡一清、田中里奈、ナカジマカツ、中島健太、錦織重治、西谷之男、福田あさ子

ナカジマ カツ《真贋の扉》
特 選 洋画 《真贋の扉》 ナカジマ カツ

 表現技術の対比的な組み合わせを用いて、新しい造形に挑戦している。 また現代に生きる作家として、問題意識を持ち、それらを寓意とメチエ(技法)の融合として結実している力作である。(日展:授賞理由)

福田 あさ子《瞬 く》
特 選 洋画 《瞬 く》 福田 あさ子

 大胆で平面的な画面構成でありながら、豊かな空間の拡がりを持つ秀作である。 色数も出来るだけ少なく押さえながら、作者の感性でそれを上廻る豊かな色感をかもし出している。(日展:授賞理由)


第3科 彫刻・特選受賞者(9名)
井上周一郎、元田木山、坂本 健、白石恵理、鈴木紹陶武、高砂晴光、中口一也、廣川政和、二塚佳永子

中口 一也《清 流》
特 選 彫刻 《清 流》 中口 一也

 きりりとした量感のとらえ方や、左足に体重をかけた時に生まれる動勢感の表現が的確である。 安定したバランスで美しい着衣の姿態から、優麗で充実した日常の生活まで連想できる秀作である。(日展:授賞理由)

廣川 政和《流れる雲》

特 選 彫刻 《流れる雲》 廣川 政和  

 テラコッタ系着色の明るい母子座像で、暖かい雰囲気の作品である。 ディテールを省略しながらも、弧を軸とした造形的に強い構成で、壁の処理に工夫の余地はあるが、全体を大きく捉え、テーマ性豊かな表現の秀作。(日展:授賞理由)



第4科 工芸美術・特選受賞者(10名)
青木洋介、喜多浩介、高坂嘉津幸、武田 司、田中嘉生、手銭吾郎、西本直文、早瀬郁恵、本間秀昭、山元健司

武田 司《繫 ぐ》
特 選 工芸美術 《繫 ぐ》(漆) 武田 司

 蜘蛛の巣につかまり、もがき、地に落ちた蟻、次の生命へと繋ぐ大地、年々続く自然の営みを漆のレリーフ、螺鈿、蒔絵、鶉の卵殻を用い制作した、作者の心象性を表現した絵画的な漆の力作である。(日展:授賞理由)

手銭 吾郎《flexible》
特 選 工芸美術 《flexible》(鍛金) 手銭 吾郎

 銅板と真鍮板を手絞り、ヘラ絞りという加工技術を使い分け、特徴的なフォルムを造形している。 表面処理も各部分により変化をつけるなど、細い部分にも気を配り、新しい金属表現の可能性を感じさせる秀作である。(日展:授賞理由)


第5科 書・特選受賞者(10名)
足立光獄、石坂雅彦、井谷五雲、倉橋奇艸、鈴木赫鳳、竹内勢雲、中村天馨、深瀬裕之、森上光月、吉澤石琥

深瀬 裕之《念 ひ》
特 選 書 《念 ひ》 深瀬 裕之

 平安朝古典に立脚しつつも、平成の時代感覚を生かした、明るく格調の高い作品である。筆の開閉を巧みに駆使した筆線が注目される。 調和のとれた散らしや行末の処理が美しい。(日展:授賞理由)

吉澤 石琥《大林寺桃花》
特 選 書 《大林寺桃花》 吉澤 石琥

 単体の行草作であるが、種々な古典の含みがあり獨特のリズム感が出た明るい風通しのよい作である。 細い線も効果的に入り一字一字の表現を出して生き生きと爽やかな作品になっている。(日展:授賞理由)

改組 新 第1回日展 陳列総点数2,997点

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